h.yamada/ 2025年 6月 30日/ 技術

09ヤマダです。久しぶりの投稿になります。

今回も懲りずにQlikの話題です。最近あまりキャッチアップできていなくかったのですが、気になったアップデートを独断と偏見で紹介していこうと思います。

データフロー(Data Flow)のリリース

QlikCloudAnalyticsのデータ準備の機能として、データマネージャーとロードスクリプトがあります。データマネージャーはGUI操作かつシンプルな結合のみ、ロードスクリプトはコード(スクリプト)かつ複雑な処理可能となりますが、データフローはこの中間的な位置付けになるかと思います。処理毎にGUIで設定していく機能で、イメージとしてはTableau Prepに近いです。

他に、

  • ロードスクリプトに変換可能
  • エクスポートして流用可能
  • QlikAutomationから実行可能
    があり、GUIなのでロードスクリプトより見やすく保守性が高くなりそうです。Git連携希望です。

シートのナビゲーションメニューの追加

ツリー構造でシート遷移できるナビゲーションオブジェクトが追加されました(階層は1階層のみ)
レイアウトコンテナでも実現可能でしたが、より簡単に設定ができます。

折れ線グラフでマーカー(形状)追加が可能に

グラフ以外の線を設定できるようになりました。(↓のグラフの赤い線)数式でも設定可能なので地味に需要がありそう。

その他

  • Bundleオブジェクトのスタイリング対応
    地味なアップデートですが、デザイン面では非常にありがたい。
    見た目の統一感が保てるようになりました。

  • レイアウトコンテナのサイズ変更でShift対応
    Shiftキーを押しながらサイズ変更することで、コンテナ内のオブジェクトのサイズを維持できるようになりました。よき。

  • JSONファイルのロードに対応
    JSONファイルを読み込めるようになりました。これもよき。

  • 正規表現対応
    ロードスクリプトとチャートの数式で使用可能になりました。

  • ストレートテーブルのオブジェクト変更
    Dashboard bundleのストレートテーブルがデフォルトのオブジェクトとなりました。従来のストレートテーブルは「テーブル」という名称に変更され、廃止予定となります。

以上、最近のQlikのアップデートで気になったものをまとめてみました。
引き続き、キャッチアップしていきたいと思います~

About h.yamada

初めに触ったBIはPentaho、QlikView約10年、特にQlikを使用した基盤構築やってます。 Tableau Desktop Certified Associateの資格も持ってました(有効期限切れ)